座っていることが辛く、デイサービスで座ってられなくて行くことを懸念されていた患者様。

高齢ですが、ご自身の足で歩いて通院や外出に出掛けられます。

外出することが好きで、京都や伊勢に観光に行ったそうです。

それがキッカケで臀部から下肢にかけて何とも言えない感覚があり、椅子に座ればすぐに違和感がでてくることが主訴でした。

症状は比較的急性期で、とにかく早く治してほしいとのことで、慢性的な症状ではないと判断したので自費治療でご案内しました。

本当は詰めて治療をしたかったのですが僕のスケジュールに空きがなく、週に一回で1ヶ月でなんとかしますとお伝えしました。

患者様の近所に保険でできる接骨院や整骨院、鍼灸院などありましたが、僕を選んでくれました。

ありがたいです〜😔

1回目は手技と温灸で、症状がでているルート上の硬結している筋肉を緩めるようにしました。

施術後に座ってもらうと軽くなったみたい、違和感ないとのことでした。

（これは宣言通り1ヶ月でなんとかなるかもと思っていました。）

2回目

前回の後から一週間どうだったか聞くと、座ってられる。一時間も座ってられたの！と興奮気味に話されました。

症状の箇所を触診すると、まだ硬結は残っていましたが、少しボヤケた感じがしたので、治療効果や即効性を考えると毫鍼するといいですよと話すと、お願いしますとのことで毫鍼することに。

（年齢、性別、その日の体調を診て、初めての毫鍼のときには刺激量を決めるためにも脈診をします。）

症状が強いところは鍼に抵抗があり入りずらかったですが、周りを緩めることでスーッと入ります。

3回目

施術前に、問診すると、もう何も気にならないの！デイサービスでも午前中ずっと座れてました。症状のこと忘れてましたとのことでした。笑

まじか〜笑

週末には一駅離れた駅にも行ったそうです。

症状があるときは、何処にも出たくない。何もしたくない。となりますが、症状がなくなると、何もなかったかのように忘れてしまいます。

症状を忘れて楽しいことに夢中になれているということですね！

いいことですね！！

結果、3回の施術で（3回目はただ軽く整えただけ。硬結箇所もほとんど消えていました。）無事卒業となりました。

95歳、年齢なんて関係ないですね。

夢中になれることがあるのは素晴らしいですね！